- ショパンのノクターンについて、本書全音版と春秋社版を比べてみます。春秋社版は井口基成氏編纂のショパン集第2巻に納められています。春秋社版は幻想曲やスケルツォとのカップリングです。両者を比べてみて、最も目立つ違いはノクターンの最高傑作とも言える?奥の深い48−1です。本書の方が良いと思います。春秋社版はドッピオ・モヴィメント以降の和音の上に乗った主旋律を弾きやすい様にアレンジしてあるため、主旋律の雰囲気が少し損なわれています。あまりアレンジしない方が良いと思います。運指はノクターンに関しては総じて本書に従う方が弾きやすいです。特に有名な9−1、幻想的な27−1では左手の運指は断然本書の方が良いです。
さて、ノクターンには3度と6度の2重トリルを中心とした曲が2曲あります。15−1と37−2です。特に3度の2重トリルは相当な練習を積まなければスピードが乗らないですね。大きな関門は15−1ですが、これは運指よりも練習の問題でしょう。ところが、37−2は牧歌的な雰囲気で弾きやすいですが、右手の運指は大事です。これは本書も春秋社版も一長一短です。
ノクターンはどれもはずれ無しに良い曲だし、スケルツォ、幻想曲、練習曲、バラード、舟歌などの難しさに比べると、かなり弾きやすいですね。それにノクターンは発表会などでもサマになるし、人前で弾く時にアガリにくいです。その理由の一つは、指が常に鍵盤の上に乗っているからかも知れません。
本書は人生の心強い友になってくれるはずです。 - 一番有名なのは9の2番ですね。難易度としては初心者にはちょっと大変だと思いますが、スローテンポだし、似たような旋律の繰り返しが多く、トライしやすいです。
ノクターン集はピアノが好きならば持っておきたい一冊ですね。
目標は一冊制覇!とても耳に心地よい、いい曲ばかりです。個人的には9の1が好きです。子供のときにピアノをやりたいきっかけになったのがこの曲なので。
- 私はピアニストではありません。ですが、敢えてレビューさせてもらいます。というのも、自身ギタリストの端くれなのですが、ギター界においても多くの楽器同様に秀でた作曲家の曲はギターに編曲され新たな息吹を与える傾向があります。バロック時代の巨匠バッハのバイオリンパルティータは、ピアノでも編曲されているのは有名な話ですが、実はギターにも編曲され演奏会では最上のレパートリーの一つに数えられています。
私自身、最も好きな音楽の時期は、ズバリロマン時代です。古典期から新たに進化した奏法はピアノに限らず、ギターにも当てはまり、それらも勿論結構な事なのですが、ロマン期特有の哀愁と刹那さ溢れるメロディーというのが個人的には譲れません。ロマン時代最大の作曲家といえば、言わずもがなショパンという事になるでしょう。エチュードでさえもメロディーを重視したショパニズムも凄いと思いますが、緩やかなテンポで進むノクターン・ワルツの尋常ならぬ「泣きの旋律」「癒しの空気感」というのも流石としか言えません。
ギターでも編曲された「別れのワルツ」等を好んで弾いていますが、他楽器に編曲されてもショパンの魅力が殺されていない部分を顧ると、やはりショパンの存在感は大きいなと実感します。
ちなみに、うちのお袋は昔専門的にピアノを演奏していて、自分が物心つく頃毎日のようにショパンノクターンを弾いていて「やかましいな」としか思っていなかったのですが、自分がギター等の音楽に目覚めた時、素晴らしいと感じ始めました。何か、不思議な物です。
- ピアノを弾く人なら、ぜひ弾いてもらいたい曲集です。ある程度の腕が必要かもしれませんが、練習し始めると、曲のすばらしさに取りつかれます。難しいという方は、中盤のやさしめの曲から始めてみては?
- ショパンのノクターンは中級程度から弾けるものも多く、ショパンの好きな方の多くに楽しめる本で、教材としてはもちろん、観賞用にも使うことができます。
全曲をマスターするには時間的・技術的にもかなりの労力が要求されますが、自分のお気に入りの曲のみをピックアップして弾くのがアマチュアには一番楽しめる方法ではないかと思います。
・ガーシュウィンな お正月
・ガーシュインもびっくり
・ガーシュウィンジャズ
・A.フィードラー指揮、ガーシュウィン/「オー・ケイ」序曲ほか
・マジシャン&ガーシュウィン&カーン/エロール・ガーナー
・xrcdの音 「ハイフェッツ・プレイズ・ガーシュイン」《sacd》
・ベツレヘムの「ポーギーとベス(ガーシュイン)」の2
・ガーシュイン:ラプソディー・イ
・Willow Weep For Me - 柳よ泣いておくれ
・気になるガーシュウィン!〜映画音楽の調べ〜